「美術の窓」2023年9月号(生活の友社)に掲載されました。
「美術の窓」巻頭特集 不安と希望のメッセージ で、周南市美術博物館の有田順一館長が「シベリアの記憶を喜びの歌へ―宮崎進の生き方」と題して文章を寄せています。
生誕100年 宮崎進展 終わりなき旅
<終了しました>周南市美術博物館
周南市美術博物館コレクション展示室
「コレクション展 宮崎進の世界」
会期 2020年8月1日(土)~9月30日(水)まで延長
会期 2020年1月4日(土)~3月22日(日)
会期 2019年9月3日(火)~9月29日(日)
「コレクション展 周南ゆかりの作家たち」
<終了しました>会期 2019年4月17日(水)~5月6日(月・休)
宮崎進の作品4点(「灰色の街・釧路」「祭りの夜」「TORSO(沈黙)」「森」)とあわせて、宮崎進さんが愛蔵していた長谷川利行「荷車のある風景」、堀口泰造「若い捕虜」も展示しました。
お知らせ 2019/3/6
宮崎進さん愛蔵の作品を周南市美術博物館に寄贈いただきました。
長谷川利行「荷車のある風景」 |
堀口泰造「若い捕虜」 |
宮崎進さんがそばに置いていた愛蔵の品で、制作活動の支えともなった作品です。
「―追悼― 宮崎進さん 故郷からありがとう」
2018年5月16日、宮崎進さんが永眠されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
平成29年度 周南市美術博物館 新収蔵品展で作品を展示しました。
宮崎進さんの近況(2017年)
2017年12月 鎌倉のご自宅にて |
最近の宮崎さんは、ご自身の作品と語られる毎日です。
来年の2月には、96歳になられます。
宮崎進の展覧会が、多摩美術大学美術館で開催されました。
「宮崎進 すべてが沁みる大地」
7月15日(土)~10月9日(月・祝)
米子市美術館で作品が展示されました。
國頭繁次郎生誕100年記念―シベリアの記憶―
國頭繁次郎と宮崎進
2016年7月17日(日)~8月21日(日)
宮崎進さんの近況(2015年)
2015年12月 鎌倉のアトリエにて |
2016年2月には94歳になられます。
東京日本橋髙島屋で個展が開催されました。
― ガイガイ ― 宮崎進展
2015年11月18日(水)~12月7日(月)
東京日本橋髙島屋6階美術画廊X
周南市美術博物館コレクション展示室
「戦後70年-宮崎進の仕事-」 <終了しました>
2015年4月17日(金)~5月31日(日)
戦後70年の歴史と重なり合う画家としての人生は、宮崎進にしか描けない作品を生み出しました。耐え難い戦争体験を生きる希望へと昇華させるまでの壮絶な道のりを、作品を通して感じていただけたらと思います。
>> 作品リストはこちら
神奈川県立近代美術館(葉山)で展覧会が開催されました。
「立ちのぼる生命 宮崎進展」
2014年4月5日(土)~6月29日(日)
連盟ニュース
一般社団法人 日本美術家連盟発行の「連盟ニュース」NO.448 2013年10月号に宮崎進さんのインタビューが掲載されました。
宮崎進さんの近況(2012年)
2012年12月 鎌倉のアトリエにて。 |
2012年2月に90歳を迎えられた宮崎進さん。
お元気そうな笑顔です。
現在は、ご自身のこれまでの作品を1冊の作品集にまとめる準備をされています。
作品集出版への熱い想いを語られていました。出版が楽しみです。(A)
中国新聞カレンダー
2013年版の中国新聞カレンダー(ふるさとアートミュージアム2013「心やすらぐ風景」)の2月に、宮崎進「瀬戸の光」(周南市美術博物館蔵)が掲載されました。
中国新聞にて連載されました
中国新聞にて、宮崎進さんの半生を紹介する「生きて 美術家 宮崎進さん(1922~)」(全15回)が、平成23年1月11日より2月2日まで連載されました。
平成21年4月1日、宮崎進氏が周南市美術博物館の名誉館長に就任しました。
美術の創造にすべてをかけてきた私にとって、故郷の美術館に関わることは、大いなる関心と責任を感じているところです。
存在じたいを問われるような時代、新任された館長の下で、しっかりとした美術博物館の運営、仕事がなされていくことと思います。
芸術や文化は心を豊かにし、希望を湧き立たせます。厳しく困難な時代に、このことのために少しでも、私が役に立てればと思います。
大正11年、徳山市御弓町に生まれた宮崎は、日本美術学校に学びますが、昭和17年応召、さらに4年にわたるシベリア抑留を経て、昭和24年に帰国の後、画家として活動を開始し、昭和42年には〈見世物芸人〉で第10回安井曾太郎記念賞を受賞します。「旅芸人シリーズ」や「シベリアシリーズ」で広く知られるその作品は人間の存在や記憶について一貫して芸術作品を制作することによって考えつづけるもので、絵画の可能性を極限にまで鍛え直す姿勢は、戦後日本美術において希有であるといえます。
当館では、その初期の作品から平面、立体、水彩、素描、版画など多岐にわたって、宮崎作品を収集してまいりました。
近年宮崎進は、力強い生き物としての人間と、そこから滲み出る物を捉えるために、ドンゴロスを使った作品群を手がけています。生死をかけた戦争や抑留の体験を描くには、従来の表現を超える「何か」が要請されます。宮崎はこの「何か」を求めて衝き動かされるように長い歳月を歩んできました。
周南市美術博物館は宮崎進の作品や言葉が訴えるものを、より多くの人々に伝えることに務めていかなければならないと考えています。